こんにちは、えいすけです。
7戦負けなしで挑んだこの試合、後半途中までは完璧な試合運びでしたが、相手の交代によって流れを変えられてしまい、ショッキングな逆転負けとなってしまいました。
逆転負けはしてしまいましたが、随所にジェフの選手の良かったプレーも見受けられましたので、インパクトのあったシーンについて振り返っていきたいと思います。
12分 ソロモンの踏ん張りでFK獲得
この試合を通して、ソロモンは相手DFとバチバチに戦っていました。
自陣深い所で相手からボールを奪い右サイドの風間がボールを受けると、中盤を飛ばして一気に前線のソロモンに向けてパスを出しました。パスを受けたソロモンは相手DF2人に囲まれてしまいますが、二人を背負いながら反転して前に抜け出しかけます。そこで相手DFにユニホームを掴まれて倒されてしまいますが、結果的にこのプレーで獲得したFKが得点に繋がることとなりました。
前線でタメを作るだけでなく、反転して自分で持ち込める選手になったら本当に怖い選手になると思いますし、このシーンではソロモンのポテンシャルの高さが垣間見えました。
15分 FK・田口→チャンミンギュで先制点
田口のキックは言うまでもありませんが、前節に引き続き今節でも彼の右足から得点が生まれました。
そしてこの得点は田口のキックが素晴らしかっただけでなく、中の選手の動き出しも素晴らしかったです。その証拠にチャンミンギュがボールに触る前に、ソロモンと新井一輝もフリーになっていてどちらが触っても決定的だったことは間違いないと思います。
苦しい時でもセットプレーで点を取れるチームになる為に、セットプレーは今後もジェフの武器として質を高めて行って欲しいです。
32分 小林を起点にショートカウンター
相手陣地の右サイドペナルティエリア付近で、相手の横パスを小林がカット、外側を追い越したブワニカにボールを出すと、ブワニカはダイレクトでふんわりとしたクロス、このボールにファーサイドに流れたソロモンが合わせるも、ボールは惜しくもゴールポスト左に飛んでしまいました。
得点にこそなりませんでしたが、この一連の流れは素晴らしかったと思います。
ソロモンはこれを枠に飛ばせるようになると得点を大量生産できるようになると思いますが、ソロモン大好きな僕からすると、この場面で立ち止まってボールを待つのではなく、プルアウェイの動きでファーサイドへ流れただけで正直とても感動しました。
ここ最近のソロモンはチームの為の守備や、こういった動き直しなど、外から見ていても著しい成長を遂げていると思います。チームから戸建てプレゼントして早めに囲ってしまいましょう(笑)
38分 小林を起点にショートカウンター2
自陣中央あたりで相手のトラップミスを小林がすかさずカットし、見木に繋ぐと周りを見ながらボールを運び、最終的にソロモンへの縦パスを入れます。ペナルティエリア手前でボールを受けたソロモンだったが完全に抜け出すことはできず、相手DFを背負いながら打ったシュートは相手に当たり得点とはならなりませんでした。
このシーンも小林が起点となってショートカウンターが発動しました。小林のあと一歩の所で足が伸びるようにボールを絡めとるプレーはピンチを救ったり、今回のようにチャンスの起点となることが多く、縁の下の力持ちだなと感じます。
また最終的に見木はソロモンへの縦パスを選択しましたが、左サイドからも秋山がオーバーラップしてきており、チーム全体でカウンターの意識があることも分かって良かったです。
53分 見木→ソロモンで追加点
相手陣地中央付近で、田口が相手のパスをカットしダイレクトで見木へパス、ボールを受けた見木は前線で待つソロモンへ浮き球のパスを送り、このボールをソロモンが胸トラップで抜け出しゴール左隅へハーフボレーを叩き込み追加点を獲りました。
いやー、ソロモンの胸トラップで勝負ありでした。トラップで剥がしてゴールの隅にハーフボレーってどこの佐藤寿人ですかって感じでした(笑)
まあでも冗談抜きでそのぐらい上手いなと感じたシーンでした。毎試合１回ぐらいこういう抜け出し期待してます。
62分 三竿→長沢のヘッドで失点
60分過ぎからジェフの選手は全体的に足が止まりはじめ、間延びするようになりました。そんな中でこの失点シーンも一度は相手のカウンターをはじき返すもののセカンドを拾われると、フリーの左サイド選手にボールが渡り、更にオーバーラップしてきた三竿にボールが出ると、早くてマイナス気味のクロスをあげられ、最後は長沢に頭でズドンとやられてしまいました。
中の枚数は足りていたのですが、疲労から全員がボールウォッチャー気味だったことと、三竿のクロスの質が良かったことなどジェフにとってマイナス要素が重なった失点だと思います。
初出場の松原君もこれはノーチャンスだったと思います。
70分 渡邉新太、ソロモンを突き飛ばす
自陣ペナルティエリア手前で小林が渡邉新太を倒すと、柿沼主審は一度アドバンテージで流しましたが、ボールを受けた藤本がプレーする意思を示さずにボールを止めると、柿沼主審は笛を吹き渡邉新太が倒された位置からのFKとしました。
アドバンテージで一度流したのに、遡ってファールを取るという判定に対し、ジェフの選手たちは集まり主審に抗議します。その中でソロモンと渡邉新太が何か言い合いをしていたのですが、その流れで渡邉新太はソロモンを両手で突き飛ばしてしまいました。
ジェフとしては前節、同じような行為で新井章大が退場処分となっていたので、SNSなどではこれはカード対象ではないかという声が多く上がっていました。
結果としてはもう変わらないのでいつまでもグダグダ言うつもりもないですが、柿沼主審の見解を聞きたいシーンではありましたね。
試合開始前から主審が柿沼さんだと知って、不安しかありませんでしたが、このシーンに限らず今日の試合を通してカードやファールの判定基準がブレブレな所を見てやっぱりなという感想しかありませんでした。
75分 疑惑の判定もノーゴール
体力を消耗し失点した後も交代を含め、打開策が見いだせずに押し込まれる展開が続くと、自陣左サイドで相手の藤本から下田へのスルーパスで抜け出され、下田のグラウンダークロスに逆サイドで増山が合わせシュートを打たれます。
しかしこれを松原君がライン上？でボールをキャッチしますが、相手選手はゴールラインを割ったと猛抗議します。
リプレイで見ると割っているようにも割っていないようにもどちらにも見えますが、副審の旗は上がらず主審の笛が鳴ることもありませんでした。こういった判定は選手ももやもやするだろうし、ジェフとしても今までこういうシーンに何度も泣かされてきたのでJ2でVARは無理でもゴーラインテクノロジー導入してほしいです切実に。
判定は別としてあの決定的なシュートに食らいついた松原君はファインプレーでした。
83分 呉屋のヘッドで失点
自陣右サイドのペナルティエリア手前あたりから、下田→藤本→呉屋という形で、ボールは一度クロスバーに当たるものの、そのこぼれ球を呉屋に頭で押し込まれてしまい、同点に追いつかれてしまいました。
このシーンですが、直前に交代で入った米倉が後手後手になってしまったのが勿体ないなと感じました。アドバンテージでファールにならなかったですが、ゴール中央で長沢を完全にアフターで削ってしまった後、こぼれたボールを下田に拾われた訳ですが、ここでもボールウォッチャーになってしまい、米倉の背後を取られクロスを上げられてしまいました。
途中交代の難しさも勿論あるとは思いますが、ベテランの経験で対応して欲しかったなと思います。
86分 呉屋に逆転弾を決められる
センターサークル付近で自分たちのパスミスからボールを失うと、長沢から呉屋にボールが渡り、ペナルティエリアに侵入した辺りで小林と1対1になると、呉屋は右足にボールを持ち替え、小林の右側を抜けるシュートを放ちました。松原君もこれに反応はしましたが、ボールはゴール右隅へと吸い込まれていきました。
呉屋のボールの持ち方やシュートを打つタイミングはとても上手く、相手ながら天晴でした。
総括
相次ぐ怪我人やカード関係で有給休暇の選手がいたことにより、交代カードを含め選手層の差が結果に直結してしまった試合でした。
相手の野村はどこにでも顔を出したり、裏抜けを狙ったりと、船山を彷彿とさせる嫌な選手でしたね。(誉め言葉) 完全にしてやられました。
正直かなりショッキングな逆転負けとなってしまいましたが、敢えていうなら2点目を決めるまでの試合は完全にジェフが掌握できていたので、次節以降は出来ていることは継続して、今日の試合から早めに切り替えて挑めたらなと思います。
次節も強敵アルビレックス新潟とアウェイでの試合になりますが、是非とも勝ち点を積み上げてほしいと思います。それでは次節のまとめでまたお会いしましょう。
WIN BY ALL!!!
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