開幕2試合で採用した3バックから4バックへ戻し本領発揮か、という期待も虚しく敗戦となりました。

開幕3連敗、3試合で0得点9失点と数字を見てもかなり厳しいスタートとなりました。。。
この試合の内容について、振り返っていきましょう。
試合結果|FC東京 2-0 ジェフ千葉
2026/27 明治安田J1リーグ 第3節
FC東京 2-0 ジェフユナイテッド市原・千葉
【得点】
72分 高宇洋(FC東京)
85分 安斎颯馬(FC東京)
ジェフは前節から先発に4人変更に加え、フォーメーションも3-4-2-1から4-4-2へ変更。
前半はホセスアレスの複数スーパーセーブなどで0-0で凌ぎましたが、72分にCKの流れから高選手に強烈なボレーを決められて失点。85分には仲川輝人選手のクロスから安斎颯馬選手にヘディングで決められ、0-2で試合終了となりました。
| 項目 | FC東京 | ジェフ千葉 |
|---|---|---|
| シュート | 23本 | 7本 |
| 枠内シュート | 6本 | 1本 |
| ボール保持率 | 61% | 39% |
| パス成功率 | 82.7% | 69.2% |
| ゴール期待値 | 2.60 | 0.49 |
走行距離やスプリント数にはほとんど差が無いにも関わらず、フィニッシュの数字にこれだけの差があるのは、ボールを持った際のクオリティに大きな差があると言わざるを得ません。
ジェフ千葉・出場選手寸評
ここからはFC東京戦に出場した選手について、簡単に振り返っていきます。
※あくまで個人的な寸評ですので異論は大いに認めます
スタメン
ホセ スアレス
ホセ神がこの試合も降臨しました。相手の決定機をいくつも防ぐスーパーセーブを見せており、ホセ選手がいなければ点差は2点では利かなったかでしょう。
石尾陸登
右SBで今シーズンのリーグ戦初先発。前半30分にはオフサイドとはなりましたが、ゴール前まで飛び出してクロスバーを叩くシュートを放つなど好プレーも見られました。
また、66分以降は左SBも担当するなどユーティリティ性も見せており、コンディションさえ整えばスタメン定着もありそうです。
ダニエル ホール
ホセとホールで守った前半だったと言っても過言ではないと思います。身体を張ったブロックやクリアで何度もピンチを防ぎ安定したプレーを見せました。
ただし、2失点目はポジショニングが遅れ、相手の中央への侵入についていけず失点。ポジショニングの受け渡しなどは今後も他メンバーと連携を深める必要がありそうです。
河野貴志
競り合いでは互角に渡り合えるものの、裏への抜け出しやあと一歩の所で後手を踏む場面が見られ、まだまだJ1の強力なアタッカー陣に苦労している印象を受けました。
2失点目で相手にクロスを上げられた場面ではもう一歩寄せたかったですね。
日高大
左SBで今シーズンのリーグ戦初先発。縦への仕掛けやアーリークロスなどは日高選手の特徴は出ていたと思います。
とはいえ、エリソン選手を始めとした前線の選手へ効果的なボールを供給できたかといえば十分とは言えず66分に交代。次節以降もスタメンに食い込みホットラインを開通させてほしい所です。
田中和樹
61分にはGKと1対1の決定機を迎えましたが決め切れず。今のジェフの戦い方では、こういった一発を決め切れないと厳しいですね。。。
今節の悔しさを次節以降にぶつけてくれることに期待です。
マテウス インディオ
後半途中から体力消耗による守備の遅れが目立った印象。
ボランチの強度はそのままゲーム展開に影響するので、交代カードを含め上手く戦って欲しい所です。
田口泰士
ベテラン選手らしい経験を活かした守備で存在感を発揮していたように思います。
ただ守備へ追われたこともあり、中盤から攻撃の起点になることはできず。
津久井匠海
左サイドで積極的に仕掛けるプレーを見せたものの、最後のパスやクロスを味方につなげる精度はもう少し改善して欲しい所です。
石川大地
チーム最長の11.405kmを走った運動量は評価できますが、エリソン選手との距離が離れる場面も多く前線で起点を作る部分には課題が見えたように思います。
エリソン
この試合では90分間でパス14本、シュート1本。ボールを持った際のワクワク感はありますが相変わらず孤立している為、相手に難なく抑え込まれてしまいました。
周囲との連携、もしくは割り切ってホシャ選手とのツートップで二人で完結する形を狙う、などせっかくの素材を活かす戦い方をして欲しい所です。
途中出場
飯田貴敬
66分から右SBで途中出場、守備では身体を張りましたが試合の流れを変えるまでには至らなかった印象。
姫野誠
66分から右サイドハーフで途中出場。攻守に顔を出すもチームを押し上げるほどのインパクトを残すことはできませんでした。
また失点シーンでは自らが寄せた目の前の選手に決められる悔しい結果となってしまいました。
エドゥアルド
79分から途中出場、田口選手とは違ったアジリティあるプレーを見せました。また、81分には距離のあるFKでしたが持ち前のキャノン砲を放ち、それがジェフ唯一の枠内シュートに。
これまでメンバーに絡んでこなかった原因は分かりませんが、コンディションが整えばやはりクオリティある選手だな、と次節以降に期待です。
椿直起
79分から左サイドハーフで途中出場、ドリブルがある選手なので僅かでもタメを作れるのはやはり良いですね。
短時間ながら縦への意識は見えたので、次節以降もう少し長い時間プレーを見たい所です。
矢村健
86分から途中出場、限られた時間でエリア内でシュートを放つなどチャンスに関与しましたが、結果に結びつけることは出来ず。早めに移籍後初ゴールが見たい所です。
FC東京戦で見えたジェフ千葉の課題
4バック回帰も整理されたのは、守備の立ち位置まで
開幕2試合の3バックから、昨シーズンまで慣れ親しんだ4バックへ戻したことで、守備時の立ち位置は開幕戦からの2試合より整理されたように見えました。
ただしそれで守備が改善したかというとそうではなく、前半だけで決定機をいくつも作られ、ホセスアレス選手のビッグセーブとDF陣のブロックで何とか耐えていた、という内容だったと思います。
https://jefunited.co.jp/matches/contents/1494
守備の立ち位置を整えることは第一歩ですが、そこから奪ったボールを自分たちの攻撃へつなげるという部分が改善されておらず、このままでは何度でも相手の攻撃を受けることになります。
守備から自分たちの時間へ出来るかは、今シーズンの課題となりそうです。
田中和樹の決定機を「惜しかった」で終わらせてはいけない
後半61分のエリソン選手のパスから田中選手が抜け出した場面はこの試合最大のジェフの決定機でした。
スコアレスの状況で迎えたGKとの1対1。
J1で勝点を積み上げる為には、ああいった数少ないチャンスを仕留める力がマストです。
https://jefunited.co.jp/matches/contents/1494
耐えて耐えて1本を決め切る、これが出来るかどうかが昇格チームが初年度で残留できるかに大きく関わってくると思います。
ただチームとしてみれば、この決定機を外したこと以上に、1つしか決定機を作れなかったことも大きな課題と言えそうです。
交代カードのメッセージ性
両チームは66分に2人ずつ選手を交代しました。
FC東京は本間至恩選手とマルセロ ヒアン選手に代えて、安斎選手と仲川選手を投入。
ここから安斎選手が71分に枠内シュートを放つだけでなく、85分には仲川選手のクロスから自ら追加点を奪っています。
🔵🔴
— FC東京【公式】 #東京が熱狂 (@fctokyoofficial) August 21, 2026
#TokyoChiba#安斎颯馬 選手が足を止めずにゴール前で飛び込んだヘディングシュートが今シーズン初勝利を大きく手繰り寄せる!!🔵🔴#fctokyo #tokyo pic.twitter.com/uAEDhNp4un
一方のジェフも姫野選手と飯田選手を投入しましたが、試合の流れを押し戻すことはできませんでした。
ここで言いたいのは単純に途中出場選手の能力だけの問題ではなく、交代選手を入れてどのように進めて行くのか、という部分をチームで共有できていたのか、という点です。
J1でのアウェイ戦はとにかく勝ち点1でも積むことが非常に重要になってきます。(特にボトムに位置するチームは)
その中で自分たちはまず勝ち点1を狙いつつカウンター等で勝利を狙いに行くのか、それとも勝ち点3を狙って戦っているのか、チーム全体で意思統一して戦うことが求められるのではないでしょうか。
まとめ
本来の形である4バックで戦うことが戦力的に可能になったという意味では小さな前進と言えるでしょう。
ただ、ホセスアレス選手やホール選手ありきのギリギリの守備が続いているのは大きな問題です。
また3試合連続でゴールが生まれていないのもジェフにとってネガティブな点です。
勝てなかったとしても1点が取れていれば、次への希望になりますからね。。。。
そんな中で次の公式戦は8月26日、フクアリで行われる天皇杯2回戦のアスルクラロ沼津戦です。
同カテゴリーとの対戦ではありませんが、まずは今シーズンのチームとしてゴールを奪い勝利する感覚を掴んで欲しい所です。(油断している訳ではなく、J1を戦い抜く為にも絶対勝利が必要です。)
厳しいシーズンスタートになったことは間違いありませんが、17年越しのJ1こんな所で諦めるわけにはいきません。
まずは次のアスルクラロ沼津戦、絶対に勝利を掴みましょう!!!
それではまた次の記事でお会いしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
WIN BY ALL!!!!



コメント