ホーム開幕戦ということで、何とか勝ち点を積み上げたい一戦でしたが、結果は0-4の完敗となってしまいました。
町田の個の能力の高さ、セットプレーを始めとした細かい部分の精度など、リーグでトップ争いをするチームの強さをまざまざと見せつけられました。
この試合の内容について、振り返っていきましょう。
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試合結果
2026/27 明治安田J1リーグ 第2節
ジェフユナイテッド市原・千葉 0-4 FC町田ゼルビア
【得点】
18分 中山雄太(町田)
34分 テテ イェンギ(町田)
70分 西村拓真(町田)
82分 中村帆高(町田)
ジェフはシュート10本を放ったものの、枠内シュートはわずか2本となりました。
対する町田は17本のシュートから4得点となっており、決定力の高さが顕著に出たと言えます。
ボール保持率はジェフ51%・町田49%となっており、ボールを持った先でどれだけ相手ゴールに迫れたかという部分で大きな差が出たと言えるでしょう。
ジェフ千葉・出場選手寸評
ここからは町田戦に出場した選手について、簡単に振り返っていきます。
※あくまで個人的な寸評ですので異論は大いに認めます
スタメン
ホセ スアレス
4失点という結果になりましたが、広島戦に引き続きノーチャンスなシュートが多く、GKだけに責任を押しつけられる失点ではなかったと思います。
後半57分にはミッチェル デューク選手の枠内シュートを防ぐファインセーブも見せました。
飯田貴敬
右サイドでプレーし対人の守備では相手の好きにはさせず、及第点という所でしょうか。
また、ビルドアップ時にパスコースが無くなったとしても最悪自分で持ち出すことが出来ることが出来るのは飯田選手の良さであり、今後もチームにとっての武器となりそうです。
ダニエル ホール
チームとしては4失点しましたが、個人で見ればこの試合も素晴らしいプレーを見せていました。
特筆すべきはホール選手のカバーリング能力。完全にDF裏に抜け出された所から、最後の一歩でボールを掻き出すディフェンスは見ていて感動しました。
鳥海晃司
個人としてのプレーは良く悪くも目立たず、といった所でした。
ただ立場的にDFリーダーとして出場している以上、この4失点という結果は重くのしかかりそうです。
河野貴志
町田の強力な個の能力の前に、少しアジリティ不足が目についたように思います。
また、2失点目のクロス対応を誤ったことでテテイェンギにフリーでシュートを打たせてしまいました。
フィジカルやフィードは良いものを持っているので、守備能力を早くJ1レベルにアジャストして欲しい所です。
津久井匠海
慣れない左WBというポジションでフル出場した点は高評価です。
ただ、最後のクロスやパスの質という所で相手に引っ掛けてしまうシーンがあったので、ここは改善して欲しい所です。
マテウス インディオ
この試合ではなんとも評価しづらい結果となりました。
ボールを持った際のプレーは前節に引き続き光るものがありましたが、守備時の対応の悪さが目立ってしまいました。
1失点目のファール、3失点目に戻り切れなかったこと、4失点目は自陣PA内で一発で突っ込んでしまったこと、など3つの失点に大きく絡んでしまいました。
守備の対応が安定しないことにはいくら上手くてもボランチでの起用は難しくなりそうなので、早く日本のサッカーに慣れて守備面でもクオリティの高いプレーを見せて欲しい所です。
田口泰士
インディオ選手の相棒として、バランスを見ながらボールを四方八方に散らし、チームに安定をもたらすプレーを見せたと言えるでしょう。
特に田口選手持ち前の精度の高いパスは相手のプレスを回避して局面を打開するのに役立ちました。
ただ、ベテラン選手ということもあり試合時間経過とともに強度が落ちているように見受けられたらので、今後も交代選手と共存しながらの起用となるでしょうか。
姫野誠
これまでのサイド起用ではなく、シャドーの位置での起用でしたが、可能性を感じるプレーだったと思います。
ボールを触るのを怖がらない、かつアジリティもあるので、相手DFの嫌な位置でボールを受け前を向くプレーを幾度となく見せました。
ただ、前を向いた後のプレーで引っかかることが多かったので、この部分のクオリティが上がると更に一段レベルの高い選手になれそうです。
松村拓実
個人的には今回、やや物足りなかった選手の一人でした。
前節の広島戦では苦しい戦いながら松村選手個人からは可能性を感じる点もあったのですが、今節は不完全燃焼だったと言えそうです。
自分の武器を伸ばしていくのか、それともエリソン選手(他攻撃選手)との連携を深めて強みとするのか、もう少し選手としての色を出せると良いなと感じました。
エリソン
この試合でも最もゴールへの意欲を感じた選手。
一人で相手を背負ってボールを収め、そこから自分でゴール方向へ持っていく能力は前節に引き続き町田相手にも見せており、この点はリーグでも有数のプレイヤーと言って間違いないでしょう。
それだけにもう少しチーム全体で攻撃の役割を分担し、相手DFからのプレッシャーも分散させたい所です。
途中出場
石川大地
65分から松村選手に代わって出場しましたが、約25分間の出場で試合の流れを大きく変えるところまでは至らず。
ボールを受けて試合を組み立てることができる石川選手の強みを、エリソン選手を中心に連携を深め活かして欲しい所です。
矢村健
65分から姫野選手に代わって出場し、アディショナルタイムには河野選手のクロスからシュートを放つプレーを見せましたが、強いインパクトは残せず。
アクロバティックなシュートなど、ゴール前での一発を持っている選手なので、もう少し押し込む展開の中で相手エリア内でプレーする機会を増やしたいですね。
前貴之
71分から田口選手に代わって出場、3失点目を喫した直後という非常に難しい状況もあり試合を劇的に変えることはできませんでした。
追いかける展開の中でもう少しアグレッシブなプレー選択が見たかった所。
田中和樹
71分から飯田選手に代わって出場、相手と1対1の場面では持ち前のスピードが通用することをこの試合でも証明しましたが、そこから決定的なチャンスにつなげることはできず。
ホシャ
83分からインディオ選手に代わって出場、短い出場時間もあってこの試合では見せ場はなし。
町田戦で見えたジェフ千葉の課題
広島戦では「守備の時間が長すぎること」が大きな問題でしたが、町田戦では少し違った課題が顕著になったと言えそうです。
この試合のボール保持率はジェフ51%、町田49%となっており、シュートもジェフ10本・町田17本で、広島戦ほど一方的に押し込まれていたわけではありません。
それでも結果は0-4、この数字を見ると、現状のジェフに足りないものがかなり分かりやすく表れているように思います。
ボールを持つことと、相手を崩すことは別
ジェフはこの試合、ボールを保持する時間こそ作れていましたが、相手ゴール前で効果的な攻撃をすることができたかというと、そうではありませんでした。
シュート10本に対して枠内は2本、ゴール期待値も0.66に留まっており、決定的なシュートをあまり生み出すことができなかったと言えます。
相手のライン間へのパス、サイドバック裏への抜け出し、PA内でのフィニッシュ、などボール保持の質を高めることが攻撃の鍵となりそうです。
エリソンへの依存度が高すぎる
そして攻撃面で最も気になったのが前節に引き続き、エリソン選手が孤軍奮闘状態になっていることです。
この試合のジェフのシュート10本のうち5本をエリソン選手が放っており、それ以外の選手が合わせて5本しか打てていません。
また、シュート以外でもエリソン選手がボールを収めてくれるからこそ、周囲の選手はそこから先のプレーにもっと関わる必要があります。
落としたボールを誰が拾うのか、追い越す選手はいるのか、逆サイドからゴール前へ入ってくる選手はいるのか。
現状はエリソン選手にボールが入っても孤立する場面が多く、最終的に本人が強引にシュートまで持っていくしかない状況になっており、悪い意味で個のみでの攻撃となってしまっています。
攻撃面での連携や連動は早急に改善することが求められます。
何より4失点
リーグでも上位争いをする町田相手だったので、死力を尽くして戦ったとしても結果的に負けた、というのは現状しょうがないかもしれません。
とはいえ、負け方や失点の仕方、というのは今節に限って言えばいただけないものでした。
1失点目は不必要なファールとバラバラな壁の対応、2失点目はスローインのリスタートから、3失点目は全員が戻り切れていなかった、など細部で相手に負けていたように思います。
逆に町田はクオリティのある選手を揃えながらも、上記のような泥臭い部分は徹底しており、さすが黒田監督のチームだなと、勝負にこだわるとはこういうことなんだな、と痛感させられました。
まとめ
ホーム開幕戦ということもあり個人的にもかなり期待していただけに0-4という結果はずっしりと来るものがあります(゜_゜)
2試合を終えて0得点7失点で単独の最下位となりました。
とはいえ広島戦から町田戦で改善された点もあり、チームとして全く前進していないわけではありません。
ただ降格のあるリーグ戦で「内容は少し良くなった」で満足している余裕もないのも事実です。
次節はFC東京戦、まずは勝点1でもいいので数字での結果を残して欲しい所ですね!
それではまた次の記事でお会いしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
WIN BY ALL!!!!



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