第3節 ジェフユナイテッド千葉 vs ザスパクサツ群馬 (H) まとめ

試合レポート
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こんにちは、えいすけです。

前節に続きホームフクアリでの試合、なんとしても勝利が欲しい所でしたが惜しくも引き分けとなってしまいました。

悪くはないけど勝てない、、、もどかしいですね(笑)

それでは今節も試合を振り返って行きましょう。

スターティングメンバー(千葉)

前節の矢口の位置に椿が起用されました。両翼からの攻撃に期待です。

スターティングメンバー(群馬)

長倉のドリブルには注意したい所です。

4分 武に決められ失点

自陣左サイドでスローインからのパスをタッチライン際で収めた相手FW長倉に対し、CB鈴木のプレスが甘くなると中への突破を許します。長倉が上げたクロスを一度はじき返しますがこのボールに相手MF天笠が反応しダイレクトシュートを打つと、GK新井がボールをキャッチできず内側に弾いてしまいこれを相手FW武に詰められ失点となりました。

鈴木、新井とベテラン2人のプレーが失点に繋がってしまった少し残念なシーンでした。

GK新井のキャッチミスに関しては、相手のシュートが目の前の選手に当たり微妙にコースが変わっていたのもあるので仕方ない部分もあると思いますが、鈴木のタッチライン際でのプレーは許されないものだと思います。

ここ数試合を見ていて不安なプレーが多いのが気になります。

右利きで左CBをやる難しさもあるとは思いますが、対人守備など持ち味の部分で軽いプレーが出てしまっているのは残念です。

相手のFW武に関しては秋田所属時代に壱晟とひと悶着あった選手ですが、今日の試合では前線からのハードワークやこの得点シーンのような泥臭いプレーが出来る良い選手だなと思いました。

16分 カウンター返しでチャンスメイク

相手のカウンターをセンターライン付近で末吉、見木で挟み込みボール奪取すると、ここから一気にジェフのカウンターになります。パスを受けた呉屋が前を向いてドリブルをすると、右に小森、左に見木が走り込み3対2の数的有利となりますが、呉屋→小森のパスが弱くなってしまうと戻ってきた相手DFにカットされシュートを打つことは出来ませんでした。

一連の流れは非常に良かったと思います。今シーズンのサッカーは中盤で相手からボールを奪いショートカウンターを仕掛ける場面が度々見られており、この形は武器として磨きをかけて行って欲しいです。

呉屋に関してはこの試合、大事にプレーしようという気持ちが強くなってしまったのかなという場面がいくつか見られました。

実力がある選手なので早い段階で1つ得点が生まれれば、量産体制に入ることが期待されます。どんな形でも良いのでまずは1点決めて欲しい所です。

27分 新井章大のスーパーセーブ

相手FKからのクロスをペナルティエリア内で鈴木が1度ははじき返すも、こぼれ球をダイレクトで折り返されます。これを相手DF中塩が触りコースが変わったボールがジェフのCB間を抜けると、抜け出した相手FW長倉の元へこぼれます。GK新井と1対1になり長倉はコースを狙ったシュートを打ちますが、新井が左手一本でボールに触るとシュートはわずかにコースを変えてポスト外側に当たり失点は免れました。

1失点目のキャッチミスを帳消しにするかのようなスーパーセーブでした。

この場面でもし失点していたら、さらに群馬は守りの姿勢を固めとても難しい試合になっていたと思います。

そういう意味で新井のこのプレーはただ「1点防いだ」以上に大きなセーブだったと思います。

30分 見木友哉に決定機

自陣での相手CKのクリアを小森→椿と繋ぎカウンターを開始すると、椿は残っていた相手MF細貝と1対1になります。一度は細貝に寄せられボールに触られますが上手く入れ替わると、後ろから追いかけてきたDFに寄せられる前に逆サイドにフリーで走り込んでいた見木にスルーパスを出します。見木はフリーで相手GK櫛引と1対1となり冷静にシュートを打ちますが、櫛引に止められ得点とはなりませんでした。

リプレイで見ると見木も狙いすましてGKの股下にシュートを打っていることが分かるのですが、櫛引も瞬時に間合いを詰めて最後まで動かず素晴らしいプレーでした。

見木と櫛引の間に高度な駆け引きがあったにせよ、このシーンは決めなくてはいけませんでしたね。

昨シーズンからの課題ですが、「決定力」は今年も課題になりそうです。

ただ呉屋・小森がきちんと並走して来ていた点は良かったと思います。FWがチャンスシーンでゴール前に詰めているというのはとても大事なことだと思いますし、今後こうしたプレーが報われる得点が生まれると思います。

36分 小森の3戦連続弾

相手陣地中央で小林から小森に楔のパスが入ると、小森はフリックで呉屋にパスを狙いますが息が合わずボールは相手DFに流れてしまいます。しかしすぐさま小森自らプレスをかけると相手DFからボールを奪い返し、キックフェイントでDFを交わすと左足でニアサイドにシュートを放ちました。シュートの威力は強くなかったものの、クロスを予測してポジショニングしていた相手GKの逆を突く形となり、ボールはゴールへ吸い込まれていきました。

今日も小森はジェフのHEROでした!

パスを受けてからは1人で完結してしまうなんて素晴らしすぎます。

ゴールという結果も素晴らしかったですが、個人的には「取られたら取り返す」を徹底してプレー出来ていることが凄いなと感じました。

これからどれだけ活躍しても、彼のこのプレースタイルは変えないでいて欲しい所ですね。

また前節に引き続き、小林の縦への鋭いパスも最高でした。縦パスの意識・精度は今のジェフ随一ではないかと思います。

48分 FKから畑尾に決められ失点

自陣右サイドのコーナー付近から相手FKの場面、キッカー佐藤の左足から高精度なクロスが上げられると、ペナルティエリア内で待ち換えまていた畑尾にヘディングで合わせられます。シュートは右ポストに直撃し内側に跳ね返ると、GK新井が掻き出そうとボールに触りますが無常にもボールはラインを割ってしまい失点となりました。

前節の山形戦に引き続き、アディショナルタイムでの失点となってしまいました。

相手キッカー佐藤のクロスがかなり良いボールでしたが、ここは是が非でも守り切らなくてはいけない場面でした。

次節からは終了間際の締め方は特に意識して欲しいです。

62分 椿直起の同点弾

相手陣地左サイドで椿・小林のパスワークで相手を崩しにかかりますが、椿のパスがずれると相手DFにボールを奪われます。しかし椿はすぐさま相手にプレスをかけると、ペナルティエリア内でパスを受けた相手MF細貝のコントロールミスを見逃さずにボールを奪い返します。椿はGKの位置を見てすぐさまシュートを放つと、ボールは弧を描いてファーサイドに飛んでいき反応したGK櫛引の手をすり抜けゴールに吸い込まれていきました。

初先発となった椿が結果で見せてくれました。

小森の1点目と同じく、自らのボールロストを奪い返しそのまま得点に結びつけてしまうとは天晴です。

また椿はこの得点シーン以外にも、見木の決定機を生み出すカウンタードリブルやサイドで単騎突破を見せるなど躍動していました。

ただ椿の起用方法として、見木の位置で使った方がもっと彼の良さが活きそうだなというのは感じました。攻撃に特化した選手だと思うのでWBの役割まで彼に振るのはタスクオーバーな気もします。

そういった意味では途中交代でジョーカー的な使い方が相手からしたら1番嫌なのかも知れませんが、選手である以上1秒でも長く試合に出たいと思うので、ドリブルなどの切れ味は残しつつフィジカル面の強化も今後彼には期待したい所です。

64分 呉屋大翔の決定機

GK新井からのロングフィードをセンターライン付近で小森が納めて見木に繋ぐと、オープンな展開となっていたこともあり一気に3対2の数的有利の場面となりました。見木がそのまま中央でボールを運ぶと相手DFが1人寄せてきたタイミングで右サイドにフリーになった呉屋にパスを出します。ボールを受け完全に相手GK櫛引と1対1となった呉屋はワントラップ入れてシュートを打ちますが、これも櫛引に阻まれ勝ち越し点とはなりませんでした。

このシーンに関しても流れは完璧だったと思います。本当に後は決めるだけ、、、

フィニッシュが呉屋だったので大丈夫かなと思いましたが、決まりませんでした(._.)

チームで1対1のチャンスを2回も逃すなんてあり得ないです。何のチャンスも無い試合よりもこういう試合の方が悔しすぎてやりきれないのでもう二度とやめて欲しいです(笑)

番外編 新たな伝統!? ゴールパフォーマンス

皆様、ジェフ公式YouTubeの一企画「ファブチャンネル」をご存知でしょうか?※まだ見たことの無い方はYouTubeで検索してみてください。

通訳のファブリシオ氏が今シーズンから始めてくれたチャンネルなのですが、この動画企画の中で声出し解禁を機に選手とサポーターがより一体となって盛り上がれる方法はないかをファブさんと選手たちで検討してくれていました。

そしてその結果、ゴールを決めた選手が会場を煽り、選手のガッツポーズ×3と共にサポーターが「ジェフ!ジェフ!ジェフ!」と叫ぶゴールパフォーマンスはどうかという案が出ていました。(モデルはリヴァプール監督のクロップの試合勝利後のパフォーマンス)

そしてこの動画は前節の山形戦の前に公開されていたのですぐにやるかと思ったのですが、前節は行われず今節の小森のゴール後でお披露目となりました。

DAZNでもそのシーンは映されており、とてもカッコよかったです!!

選手主導で考えてくれたこういったパフォーマンスはサポーターからするととても嬉しいですし、普通にめちゃくちゃカッコ良いゴールパフォーマンスなのでこれからジェフの新たな伝統になっていくと良いなと思いました。

小森の得点シーンの引用ツイート動画後半で見れるのでぜひ確認してみてください

ハイライト動画

※DAZN公式のYouTube動画がアップされたら更新いたします。

まとめ

前節の記事でも書いた「内容は悪くないけど、勝てない」まさにそんな試合だったと思います。

守り切らなければいけないシーンでやられ、決めなくてはいけないシーンをものにできない、これでは昇格は厳しいです。

また山形戦の1失点目や今日の1失点目のように自分たちの試合の進め方やミスからの失点というのは、防げる失点だと思うので絶対に減らしていって欲しいと思います。

ただ、ストライカー小森に点が生まれたことや試合全体を通して決定機を創出できていることはポジティブな要素だと思うので、次節以降もブレずに続けて欲しいです。

次節の情報は以下になります。

[2023年3月12日(日) 14:00~ @ソユースタジアム]

アウェイでこれまた難しい相手になりますが、是非とも勝ち点を持って帰ってきてほしいと思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

WIN BY ALL!!!!

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